中国アリババが自社独自フォントを無償配布。何とひらがなとカタカナも

阿里巴巴(Alibaba:アリババ)が2019年4月29日に設立20周年を記念して、独自フォントを無料で提供しています。”阿里巴巴普恵体”と呼ばれるフォント集で、中国語、英語だけでなく172言語をカバーしているとのことです。

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10ヶ月に及ぶプロジェクト

2018年6月に開発に着手したアリババは10ヶ月に及ぶプロジェクトを完了し、今回の発表に至ったとのことです。無料フォントとしてはGoogleとAdobeが共同で『源ノ明朝 / Noto Serif CJK』などの提供を行っていますが、広く使われているマイクロソフトのフォントは無料ではありません。

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ひらがな、カタカナフォントも

阿里巴巴普恵体には上記のようにひらがなとカタカナも含まれているようです。違法な用途に使わないこと、勝手に改造しないことを条件に、誰でも無料で使えるとのことです。

ダウンロードは”Alibaba ICS Design”と”商家服務市場”からできるようになっていますが、前者は中国の携帯電話番号が検証用に必要となるため日本人にはハードルが高く、後者については中国語と英語については容易にダウンロード可能ですが、その他の言語については一工夫必要そうで、まだ手に入れられていません。

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英語と中国語については既にインストールが完了し、Powerpointでも使える状態になりましたが、日本語字体の”恵”は中国語字体の”惠”としない限り、このフォントを使うことはできません。流石に日本の常用漢字のフォントまでとなると手が回らなかったということでしょうかね。

20周年の記念事業として行われた各国語フォントの開発ですが、他に例を見ないのではないでしょうか。グローバル化を狙うアリババの想いが反映されたものであるのかもしれません。

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