ジャック・マーは引退後、教育事業に関わりたいということを公表しています。そんな彼が、子を持つ親に対して、子どもの教育についての彼自身の考え方を様々な場面で話しています。

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1.遊ぶ子どもの未来は明るい

2017年の中国国際ビッグデータ産業博覧会で、ジャック・マーの発言です。

子どもに遊ぶことを禁じ勉強ばかりを強いれば、30年後にその子は仕事を探すことに苦労することになるでしょう。確かにその子は仕事ができるでしょう。しかし、その頃のロボットは彼よりも仕事ができるでしょう。

知識よりも重要なのは知恵です。子どもを遊ばせてください。色々な体験をさせて下さい。反復する機械のように育てないで下さい。そうすることで創造性が磨かれるのです。教育の究極の目標はここにあります。

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2.成功を支援するよりも多くの失敗をさせなさい

子どもに教育を施すことと企業を立ち上げることは根本的に異なります。今の子どもたちに欠けているのは挫折をすることです。問題にぶつかれば諦め、困難に直面すれば助けを求めてしまいます。自分を信じて、自分の力と知恵でピンチを切り抜けることをしないのです。

子どもに体験をさせましょう。体験から認知が生まれ、認知から解決が生まれ、解決から知恵が生まれ、知恵から自信が生まれるのです。

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3.飛び抜けていない子は飛び抜けた子よりも魅力がある

ジャック・マーは万人単位で若者の面接を行ってきました。その中で、どの能力もずば抜けている若者は、人の意見を聞かず、自信過剰で、チームワークの精神に欠けていることに気づきました。一方で、中の上くらいの若者たちは、人の意見を聞き、受け入れるため、傲慢なところも無いためリーダーからも重宝されるのです。

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4.一生学び続ける子どもは一時的に学ぶ子どもよりも幸せである

如何なる時代でも如何なる国家でも、偉大な人間は生涯学び続けています。新しい思考を回し続け、イノベーションを続け、新しい物事に臆せず吸収し続け、時代だからと諦めないことです。

学習は生存と同義です。呼吸のようなものです。生命の最期の一刻まで終わらないのです。

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5.好奇心旺盛な子どもは、多くの賞状を持つ子どもよりも豊かである

表彰状をいくらたくさん持っていたとしてもそれは将来あまり役に立ちません。一方で、音楽やスポーツや美術に興味を持つ子どもは、将来たとえ生活が苦しかったとしても、その中に潤いをもたらしてくれるのです。その生活はきっと豊かなものでしょう。