2019年9月16日、香港上場企業である蒙牛乳業が、Bellamy’s Australia Limitedと株式売買契約を締結し、Bellamyの全株式を買い取りました。蒙牛乳業の買取金額は 78.6HKD(約1,087億円)を超えない金額で計画されていました。

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日本の食品ブランドにも熱い視線

Bellamyは2004年にタスマニアで設立され、新生児や幼児を対象とした食品やミルクを開発しており、30以上のSKUを展開しています。

蒙牛にとってこのM&Aは国際化に向けた重要な試金石とされており、オーストラリア市場を獲得した後には、東南アジア市場をターゲットし、更に全世界への展開を計画しています。蒙牛乳業は”グローバル乳業共同体”構想を掲げており、その一環としてこのM&Aが位置づけられています。

これに先立ち、7月1日に蒙牛乳業はグループ会社である君楽宝の51%持ち分を約40億元(約640億円)で売却しています。君楽宝に出資していらい9年間の関係は解消されました。蒙牛乳業は成乳業務に特化し、著名なブランドと組むことによって拡大する戦略をとったのです。

Bellamyを買収することにより蒙牛乳業はグローバルハイエンドブランドに進出することが可能となりました。また、新生児や幼児に対する栄養食品についてのラインナップを手に入れることができたのです。

中国の食品企業のこのような動きは足下で加速しています。オーストラリアには中国資本が多く入っており、中国人も多数住んでいるということもあり、ビジネスも加速していますが、一方中国資本は日本の食品ブランドも狙っています。中国人の日本の自然、材料、技術に対する信頼は非常に厚く、また日本ブランドが世界の中で品質を認められていることについても良く知っています。

今後、何か動きがあるかもしれませんね。