阿里巴巴(Alibaba:アリババ)は、自身のECプラットフォームを支える、総合物流ソリューションプラットフォームである菜鳥(Cainiao)の持ち株比率を51%から63%に引き上げました。

_

いずれはAlipayに匹敵する利益貢献を期待

菜鳥物流は2013年5月28日に、アリババグループと銀泰グループ、復星(Fosunn)グループなどによって共同で設立された、総合物流ソリューション企業です。

2017年9月にアリババグループが53億元を菜鳥網絡に出資したことにより、アリババの菜鳥グループにおける持ち分は51%まで上がり、同グループの董事会(取締役会)の定足7名に対して4名を送り込み、会社の実質的な支配者となっています。

アリババの創設者である馬雲(Jack Ma:ジャック・マー)に変わってトップに立った張勇(Daniel Zhang:ダニエル・チャン)も菜鳥はアリババグループにとっての根幹となる価値を創造する企業であるとの立場を変えておらず、今後1,000億元という巨大な資金を投下していく姿勢を現した出来事と言えます。

アリババグループの狙いは、「菜鳥が鳳凰に変身する」ことであり、その結果として、現在アリババの収益の重要な核となっている支付宝(Alipay:アリペイ)と肩を並べる存在感を示すことです。

物流を制するものがECを制す。大陸のサプライチェーンの要諦を抑えたアリババグループの狙いは近い将来実現することになりそうです。