中国インターネット情報センター(CNNIC)が「中国インターネット発展状況統計報告」というレポートを発表しました。それによると、2019年6月時点で中国におけるインターネット閲覧者の数は8.5億人となり、2018年末と比べて2,598万人増加、インターネット普及率は61.2%となりました。

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日本の常識、中国の非常識、常識を疑わなければ中国市場では勝てない

モバイルインターネットの利用者は8.5億人となりインターネット利用者のほぼ全てとなる99.1%がモバイルインターネットを利用していることが分かりました。これは中国などの発展途上国における特徴とも言える現象ですが、PCによるインターネット時代を飛び越えて、モバイルネイティブな人口が世界的に増えていることを意味しています。

中国の都市部ではなく農村部でインターネットに接続している人口は2.3億人でインターネット人口全体の26.3%です。中国のインターネット人口を見る際には、その1/4が農村からの接続者であるということは意識した方が良さそうです。しかし、農村インターネット接続人口だけで日本の人口の2倍弱あるというのですから中国の巨大さに圧倒されると同時に、大きなフロンティアマーケットとして無視できない存在であると言えそうです。

男女比は52.5:47.6で2018年末の数値から大きく変わっていません。一方、インターネット人口のうち、大学の学士課程以上を収めている人口の比率は約10%にしか過ぎず、残りの90%は大学を卒業していないことになります。大学全入時代の日本と大きく違う部分であり、中国でインターネットを用いたマーケティングやプロモーションを考える場合に検討に値します。また、もっとも大きな割合を占めているのは学生でした。

また、収入別に見た場合、最大の割合を占めているのは月収2,000〜5,000元(約3.6〜8万円)の層で、格差の大きい中国市場では日本の常識が通用しないことを意味します。

いかがでしたでしょうか?日本は所得格差が小さい割には、インターネットリテラシーに世代に準じた幅があることが感覚的に理解できるかと思いますが、中国は真逆です。日本と同様なマーケティング・プロモーション戦略の常識であると思ったら、痛いしっぺ返しを食らうことになるでしょう。