日本で生活するある中国人が日本人と交流する中で感じたことをそのまま書き起こしました。日本人は親切で礼儀正しいけれど冷淡である、と感じています。そして、その理由についても考察をしています。みなさんはどう感じますか?

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カルガモ親子に見せる親切心の裏側にある孤独な心

初めて日本に訪れた時には彼・彼女たちの生活の仕方に驚きました。街にはゴミ箱がないのにも関わらず、とても綺麗で、行き交う人たちは静かに信号を守り、地下鉄では誰ひとりとして大声で話しをせず、子どもですら遊び回っていないのです。

日本に行った友人は皆こう言います。

日本人は礼儀正しくてとても暖かく親切だ。

しかし、日本に定住した今、私は日本人の冷たさを実感しています。

日本で道に迷ったとしましょう。日本人が目的地まで連れて行ってくれることは少なくありません。たとえ彼・彼女たちが目的地への行き方を知らなかったとしても、スマートフォンで検索することを手助けしてくれるはずです。

しかも、日本人は皆、人に対して礼儀を持って接しています。こんなテレビを見ました。あるビルの警備員がカルガモの親子が道を渡るのを助けるために、通行車両を停めたというものです。カルガモの親子が渡りきった後で、ドライバーたちは車を走らせる訳ですが、警備員はそんなドライバーたちにも敬礼をしていました。こういった姿には素直に感動しました。

しかし、日本人は日本人同士となると非常に冷淡です。日本人には親友という概念がないのではないでしょうか。彼・彼女たちは本当に困った時でも家族や友人に助けを求めないのです。家族を含めて他人に迷惑をかけないのです。多くの出来事に対して日本人は冷淡ですし、傍観します。私からすれば日本人の生活はとても孤独に見えます。

日本人が暖かく親切であると同時にとても冷淡であることは「都市化」の結果であると考えています。人は元来誰もが人に対して熱心に親切になることで喜びを覚えるものですが、都市化が進む中で日本人は人と距離をとることを覚え、他人のプライバシーを気にせずに、迷惑をかけないようになってきたのではないでしょうか。

それ故に、日本人と心を通わせるのはとてもむずかしいのです。皆、ガラスの瓶のようなものに閉じこもっていて、見るとはできても触ることができないのです。これが国家の長期的発展の後の生活の現状です。日本人が全て冷淡であると言うことはできません。明るい一面と暗い一面を同時に持っているのです。