中国アリババ上で旗艦店を開店後、上場した企業の時価総額が16兆円を超える
阿里巴巴(Alibaba:アリババ)グループのB2C型ECプラットフォームである天猫(T-Mall)は2019年9月4日に2008年以來、T-Mall上で旗艦店を開店した後に上場した企業が54社にのぼり、その時価総額の合計は1兆元(約16兆円)に達したことを発表しました。その内22社は納税額番付100強に入っているとのことです。
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天文学的数値を叩き出すT-Mall
2019年8月23日、インターネット家電ブランドである”小熊電器”がA株市場に上場、三只松鼠(Three Squirrels)に次ぐ上場となり、上場当時の時価総額59億元から足下では78億元まで32%も価値が上がりました。
T-Mallが排出した上場企業はすでに54社に登り、その時価総額は1兆276億元(約16兆4,000億円)という途方もない金額になっています。
上記は前述した上場企業の内、中国における納税額ランキング100に入っている企業ですが、合計で22社にものぼります。
これらの企業の時価総額の合計は米国に上場するアリババの時価総額を凌駕しています。
アリババのT-Mall事業グループの責任者は言います。将来に渡って、アリババはブランドオーナーの発展を支援し、一社たりともこのデジタルエコノミー社会における落伍者を出すことはしないと宣言しています。
一方でT-Mallにおける開店審査と運営後のKPI管理は非常に厳しいことで知られています。市場における落伍者を出さないということは、ある意味T-Mall上での淘汰を促進することによるT-Mallとしてのブランド管理も意味しているのです。そういった意味で、アリババも常に進化し続けているのです。