中国企業における残業事業(ファーウェイのケース)
華為海外拠点スタッフのネット上での暴露
![](https://i0.wp.com/groo-inc.com/wp-content/uploads/2018/12/W39Maz9LDHtSWy3eL8PfW5q3X6or6nUglptPDCuacUXjq1544453117824compressflag.jpg?resize=870%2C962&ssl=1)
創業者の娘でもあるCFOがカナダで身柄を拘束され中国国内ではiPhoneの不買運動にまで発展しそうな華為(Huawei:ファーウェイ)ですが、足下では海外拠点のスタッフが残業時間について投稿した上記の内容が話題になっています。
ある海外拠点における残業時間について、以前は19, 20時頃にはほとんどの従業員が仕事を終えて家に帰っていましたが、最近では基本的に毎日22時以降まで残業する状態が普通であるとのこと。
会社側も21:30には無料の夜食を提供することで結果的に残業を奨励するかたちとなっているとのことです。
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実はかつての日本と変わらない現実
更に、職場のリーダーたちが率先して残業している中で、実際には残業が必要のないスタッフであっても帰ることはできず、オフィスでネットサーフィンをしたり、ゲームをしたりして時間を潰して22時以降に帰宅の途につくという、かつての日本企業を彷彿とさせる現実があるようです。
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社内評価を気にしたバッドサイクル
![](https://i0.wp.com/groo-inc.com/wp-content/uploads/2018/12/T2y93RHtN7eoeJoCXyeeMaVb0CZP9Np5jZu2kD3HPjaOU1544453117826.jpg?resize=870%2C501&ssl=1)
多くのスタッフが気にしているのは、査定における評価が下がることです。ある部門のリーダーは、22時以降に業務に関するメールを発信する際に、送信先となるスタッフのステータスが「オフライン」になっている場合に注意したり、評価を下げるということが実際に行われているということです。
極東アジアにおける文化、風土には根底において共通するものがあるのかもしれません。
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