Apple, アリババ、テンセント、ファーウェイが中国でデジタルセンターを置くのは意外なあの都市
注目される中国貴州省エリア
貴州と聞いても日本人の大多数はどんな場所か想像ができないでしょう。一方で、中国人のほとんどは、山々が連なる高山や澄んだ空気を思い浮かべるはずです。
その貴州省エリアに世界のApple、そして中国の巨大ITコングロマリットである阿里巴巴(Alibaba:アリババ)、腾讯(Tencent:テンセント)や華為(Huawei:ファーウェイ)が自社のデジタルセンターを設立していることはあまり知られていません。
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高山的な気候がIT設備の保全に役立つ
貴州省エリアは高山地域であることもあり、年間を通して気温が摂氏15度と安定しており、高温を発するIT設備にを冷却するための電気料金が安く済みます。
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豊富な水資源による安価な基本電力料
また、貴州省エリアは水資源が非常に豊富で、多くの電力は水力発電によってまかなわれています。水力発電による電力料金は一般的に火力発電等と比較した場合安価です。そのため、基本電力料金の安さにもメリットがあるのです。
Apple, アリババ、テンセント、華為と世界の中でも有数のIT巨大企業がこぞってデジタルセンターを設置する貴州省エリア。少なからぬ経済的波及効果を享受する一方で、前述したように風光明媚な地区でもあります。皆さん、深センばかりに注目せず、中国の色々なエリアを見に行って、その雰囲気を肌で感じてみては如何でしょうか?
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