2019年6月26日に阿里巴巴(Alibaba:アリババ)グループが”アリババ連合中国障害者連合会”としてアリババとしての公益支援に関するレポートを発表しました。これによると2016年8月から2019年5月に至るまで17.4万人の障害者が淘宝網(Taobao:タオバオ)、天猫(T-Mall)で店舗を持ち、合計で298億元(約4,768億円)を売り上げたそうです。

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トップ企業のアリババは社会的責任においても中国を牽引

アリババは中国国内で障害者に関するレポートを公開した初めての企業です。26日の午前、澳門で開かれた”リハビリテーション国際アジア太平洋会議”の中で、アリババグループのパートナーで、アリババ公益基金会の理事長でもある孫利愛が「インターネット技術による障害者支援の発展」と第されたレポートの中で上記の結果が公表されました。

ここ10数年でアリババは”魔豆媽媽”や”公益宝貝”など障害者の方々の生活や起業を支える多くの公益プロジェクトを実施してきました。公益サービスはアリババの文化です。

公益サービスは私たちが提供するサービス、それを支える技術に温もりを与えてきました。そして、障害者の皆さんを支援することは、支援された障害者の皆さんの不屈の精神として再びアリババに戻ってくるのです。

この中で、中国障害者連盟とアリババはデータも公開しました。C2CのタオバオやB2CのT-Mall上には17.4万の障害者による店舗が存在し、過去3年で298億元(約4,768億円)、ここ1年では116億元(約1,856億円)を売り上げたとのことです。

アリババは具体的には障害者が運営する店舗に対しては広告宣伝費の優遇を行っており、毎年数千万元(約数億円)に上る支援を行っているとのことです。

貴州省の趙梅という地区から来場した1人の障害者は”魔豆媽媽”プロジェクトに参加しています。4歳の頃から”障害者レベル三級”と診断された彼女ですが、メーカーと貿易会社を興し、年商220万元(約3,520万円)を上げるだけでなく、35人の障害者を雇用し、38戸の家庭を貧困状態から救いました。

障害者に対する店舗開店・運営支援以外にもアリババグループは支援の手を差し伸べています。クラウドサービス、字幕翻訳、編集などの職種において障害者を積極的に採用しています。

商丘から来た郭輝さんは過去に爆発事故に巻き込まれ全身の95%に重度の火傷を負い、右手を喪失、左手も2本の指しか動かない障害を負いました。しかし、アリババグループのクラウド顧客サービス部門に就職し、2本の指を使って顧客とのやり取りを行い、月収は13,900元(約22万円)に達したそうです。

中国でも名実ともにトップ企業として世界に名を馳せるアリババグループですが、社会的責任においてもリーダーであることは間違いないようです。障害者の直接支援だけでなく、テクノロジーによる障害者向け機能の充実などにも力を入れているようで、今後、スマートフォンと連動した形でのサービスリリースも発表されるようです。