2019年4月16日にインターネット上で、寧夏省の学校にて生徒に広告が入った制服が提供され、企業の宣伝に使われたという話題が出回りました。前代未聞の出来事ですが、中身を見ていきましょう。

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無償提供された制服(ジャージ)の後ろ側に企業広告

2019年4月17日に寧夏自治区彭陰県の党委員会宣伝部がこの事案について公式声明を発表しました。それによると、4月9日に彭陰県関工委員会の通知として、自治区の関工委員会と寧夏百瑞源枸杞股份有限公司が王洼镇中心学校に対して554着の制服を寄贈し、4月15日10:30に当該学校にて寄贈式が挙行されたことが発表されました。

その式典の中で、制服の背中部分に”百瑞源”の文字がプリントされていることを発見した彭陰県教育体育局は百瑞源社に対して、学校の規則にそぐわないものとして、寄贈された554着の制服の即時回収を指示。結果、17日の午前には百瑞源社は車を学校に向かわせ全ての制服の回収と交換を完了しました。

この事件を、日常の管理の怠慢の結果として重く見た彭陰県教育体育局は即時に当該案件について議論する会議を招集し、県下の全ての小中学校、幼稚園の関係者を集めた上で、事件の反省を深く反省すると同時に再発を防ぐために尽くすことを宣言しました。

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中国で義務教育レベルへの広告が禁止されたのは実は最近

遡ること2018年10月、中国教育部(日本で言う文部科学省)はいかなる形での商業広告や商業活動について小中学校、幼稚園への参入を認めないという緊急通知を出しています。裏を返せば、それだけ義務教育段階における公共教育の場への広告の侵食が激しいのかを見て取ることができますね。この事件からも中国の親御さんが子どもに注ぐ情熱と、そしてお金の凄さを垣間見ることができます。

中国の生活様式の変化教育環境についてもチェックしてみてください。

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