中国・中華圏で価値を最大化し得る企業へのコンタクトを開始
Groo Inc.の2019年のアプローチ
活動の全体像
昨日から、ロングリストづくりのための企業さまへのダイレクトコンタクトを開始しています。株式会社グルーとして、自社パイプラインを保有すべく活動をしています。
上手がその活動の全体像を示したものです。弊社は中国・中華圏の投資家、企業ネットワークを保有していることを強みとしています。そして、その資本力、中国市場でのビジネス力を活かせる可能性のある日本企業の掘り起こしのためのアプローチです。
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中国におけるネットワーク
弊社は中国の個人・機関投資家、ファンドとビジネス上での関係を有しています。また、中国における様々な業界に属する企業とのコネクションも有しています。図の左側の部分です。
投資家は人民元資産に対するリスク分散の観点から、人民元ベースではない投資先を探しています。また、ファンドや企業は、中国でのさらなる成長と、企業の国際化を意図して海外企業との、資本・業務提携を含めたM&Aを意図しています。
また、弊社は個人的なルートから中国商務部と非常に強いパイプで話をすることが可能です。中国政府は人民元の価値を維持するために、人民元の流出を意味する海外投資に対して厳しい規制をかけていますが、正当な理由付けをすることで商務部を説得することができれば許可が降りる可能性が出てきます。
正攻法です。裏道はありませんが、そこに話を通しにいくパイプを持っていることが弊社の強みです。
そして、中国商務部に強いパイプを持つキーパーソンが次に述べる弊社が作成中の日本企業パイプラインに強い興味を示しています。
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日本企業パイプライン
弊社では中国側のリソースによるシナジーを生み出し得る日本企業のリストを作成しています。図の右側の部分です。右上については、日本で活動をしているM&A仲介会社から実案件ベースでスポットでソーシングされる企業です。弊社としては受け身にはなりますが、仲介会社がある程度確度を上げた状態での打診となるため、非常に重要なソースです。
一方で、弊社が狙っているのは、弊社自身が日本企業のリストを保持しておくことです。日本企業の中で、中国政府が奨励する業界であり、かつ中国展開・再拡大を意図する企業のショートリストをパイプラインとして持つことを意味しています。
弊社は、中国商務部背景を持つキーパーソンと、中国において中長期的に可能性がある業界を抽出し、対象業界の中で日本が世界をリードしているという条件で絞り込みをかけた結果、それぞれの業界に属する有力企業、可能性のある企業をロングリストとして抽出し、今回のダイレクトコンタクト対象としています。
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最終的な狙い
弊社のミッション、ビジョンの礎となっている考え方ですが、中国・中華圏資本と日本の技術・技能を持つ企業とのシナジーによる、中国市場でのバリューアップです。
弊社が案件の中に入り、ハンズオンでバリューアップをすることによって、今までなし得なかった、日本企業の中国市場における価値の最大化を実現します。米中経済戦争の中で、中国企業・政府の日本企業に対する期待は非常に高まっています。
これからレスポンスが返ってくることになりますが、非常に楽しみです。こちらでも動きがあれば公開できる範囲でお知らせします。
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