中国ではその経済成長とともに多くの成功者を輩出してきました。当ブログでも紹介しておりますが、彼・彼女たちは“富二代”という親が成功者であるパターンと、ゼロからのスタートから這い上がるパターンの2つに分けられます。今回は1980年代生まれいわゆる“80後”世代における対照的な成功者について紹介します。

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富二代は常に恵まれた環境からスタートすることができますが、だからこそ自らの能力を証明しなければならないプレッシャーに晒されています。その意味において、中国の富豪ランキングトップの1人、万達集団の創設者王健林の息子である王思聡は典型的な富二代型の成功者です。

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2009年、王健林は5億元を“失敗を経験するための投資資金“として王思聡に与えたことは有名な話です。その時の約束は、5億元の投資が失敗に終わった場合、王思聡は万達集団に所属して働くことでした。同年12月、王思聡は北京普思投資有限公司を立ち上げます。

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同社は既に大衆点評や人人車を含め、ゲーム、エンターテイメント業界を中心に32社に投資をしてきました。その結果、8年間で5億元を12倍の60億元まで価値を上げたのです。これは悪くない成績と言って良いのではないでしょうか。

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さて、市場価値を60億元以上にした王思聡ですが、同じタイミングで450億元の価値を持つ企業を育て上げた80後の起業家がいます。フォーチュンのラインキングで46位に名を連ねる彼の名は汪滔、そうです、ドローン企業のDJIの創設者です。

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彼がDJIを起業した当時、ドローンは世界でも先端領域であり、世界で戦える可能性のある領域でした。しかし、彼には量産開発をするための元手がありません。そこで2006年外部から9万ドルの調達を行い、2013年にDJIの第1号ドローンとなる“幻影”を世に出すことになります。

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“幻影”の反響は世界的に大きく、その後のDJIの発展の礎となりました。今では世界のドローン市場において77%のシェアを持つに至っています。フォーブスが発表する世界で最も影響力のある30人の2016年発表版に選ばれた華人は、郭台铭(鸿海)、王健林(万達集団)、馬雲(アリババ)、そして汪滔、この4人だけでした。

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いかがでしたか?富二代、ゼロからの成功者、どちらもスケールの大きい話ですね。

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