腾讯音楽(Tencen Music:テンセントミュージック)が2019年第1四半期(3月31日期)の財務報告を行いました。売上高は57.4億元で前年同期比39.4%成長、営業利益は9.9億元で同17.4%の成長、強烈な増収増益となりました。

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違法ダウンロード天国であった中国で有料ストリーミング会員を獲得

腾讯音楽娯楽集団のCEOである彭迦信は、

2019年の第1四半期の業績は堅調に成長することができました。新しいサービス、コンテンツの多様化、技術開発のすべてにおいてイノベーションを起こし、事業全体として健康的な発展を行うことができました。

今に至るまで私たちは有料会員の規模を拡大することに注力し続けています。また、同時に有料会員の継続率を維持することにも力を入れています。ますます多くのユーザーがストリーミング方式で音楽を楽しむようになってきています。私たちもここ数年間でストリーミング課金へのシフトを行ってまいりました。

また、私たちは新サービスの投入とユーザーデータの分析によりUXを高め続けてまいりました。それは、音楽を核としたSNSの世界において有意な地位を築いていくためです。

私たちはコンテンツとサービスの質の向上に向けて投資を続けてまいります。この投資がユーザーの私たちのサービスに対する関与度を上げていただけることを信じているからです。その延長線上に私たちの事業の長期的発展があるのです。

とのコメントを発表しています。

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MAUは中国全人口の半数に匹敵する6.5億!

財務報告によると、2019年第1四半期における腾讯音楽のMAUは6.5億で前年比+4.6%, 更にSNSサービスにおけるMAUは2.3億で同+0.4%となりました。また、音楽サービスにおける有料会員は2,840万人で前年比で27.4%もの増加となりました。ARPU, いわゆる1有料会員当りの収入は月次で8.3元で、この点だけは前年比で1.2%の下降となりました。

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中国でも結局は地道なUXの改善がビジネスの創造につながる

2019年3月31日現在で腾讯音楽が提供する国内外の楽曲は3,500万曲、企業全体としては絶好調の増収増益となった腾讯音楽、ARPUがやや下降したことには懸念んが残りますが、かつては無料で違法ダウンロードが当たり前、アーティストの収益源はライブに限定されていた中国でこれだけ有料ストリーミングサービス会員が増えていること自体に隔世の感を覚えます。

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ちなみにテンセントのポニー・マーがかつて語った微信についての熱いトークを以前にまとめています。長文になりますが彼の考え方、想いが詰まった内容でネット上で多くの人に拡散された記事です。こちらからご覧ください。

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