”成人版TikTok”アプリを開発・運営していた26人が警察に逮捕されました。世界中、新しい技術やサービスを開拓していくのは人間の欲望に忠実な分野からと言いますが、中国でも同じようです。

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中国15都市で160人を逮捕する大捕物

2019年3月23日、中国の深セン直轄市にある龍岡区警察当局は160人を組織して、大陸15都市で大捕物を行いました。四川省成都市、河南省鄭州市、浙江省温州市などで26人を拘束。嫌疑は、公序良俗に反するショートムービーアプリを開発・運用・伝播していたというもので、当局は3ヶ月の内偵の後に今回の逮捕に至ったということです。

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検挙されたのは”快妖精”というアプリ

このアプリの名前は”快妖精”といもので、UIはTikTokの中国本家版である”抖音”と酷似、登録時には電話番号を用い送られてくるSMSで本人認証を行った後には、無料でいかがわしいショートムービーを閲覧することができ、いいね!やフォロー、コメント機能を持っていました。

”快妖精”運営サイドは毎月”妖精月次大会”と称して視聴者から評価の高いショートムービーの作者に奨励金を支払っていまいた。1位の奨励金は1万元ですから現時点で約16万円ですね。

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非合法組織をバックグラウンドに持ち、賭博関係の広告を流す

ビジネスモデルは広告モデルで、ユーザーは3, 4個のショートムービーごとに1回程度の広告を見せられることになるのですが、悪質なのは一般的にはもちろん禁止されている賭博に関する広告が流されていたとのことで、黒幕が賭博組織である可能性は高いと言われています。

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中国の平均的給与水準を大幅に上回る報酬

逮捕までの5ヶ月間で数億円の利益を荒稼ぎしたとも言われており、アプリの運営者の給料は4万元(約64万円)を超えていたということですから、犯罪と分かっていてもやめられなかったのかもしれません。

今後は”刑法”の中の”いかがわしい電子的情報をインターネット上、モバイル端末上で利用できるようにし、それをコピー、出版、伝播する問題に対する刑事案件に対する法律的解釈”という状況に基づいて厳しい処分が下されることになるでしょう。

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中国の性風俗市場は日本にとっては大きなビジネスチャンス

中国は急速に発展してはいるものの、人としては素朴で伝統的な面を残しています。日本のように性風俗産業が公然と存在することはありませんし、個人としても大ぴらには話をすることはありません。一方で人間の根源的な欲求であることは否めず、かつ昨今の社会情勢の中で生活と仕事の両面からプレッシャーを感じており、矛盾が大きくなってきています

このような状況は日本の性風俗産業にとっては強い追い風となるでしょう。良くも悪くも日本の性風俗産業は中国人にとって広く認知されています。今後、中国市場への日本の当該産業に属する企業の参入が加速するかもしれません。

中国社会についてより理解を深めたい方はこちらをご覧ください。

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