”インスタ映え”や”撮れ高”、”盛れる”のようなムーブメントは中国でも日本と同様、いやそれ以上に過激化しています。泥酔した男が四川省の著名な橋の欄干に乗り動画を”盛っていた”ところ転落、深夜1時に警察と消防が出動するという大騒ぎになりました。

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中国四川省綿陽市の著名な橋の欄干から男女2人が転落

2019年6月10日の深夜1時頃、四川省綿陽市の”虹橋1号”という橋の欄干に一人の男が上り、抖音(Douying:世界版はTikTok)を撮影していたところ、足を滑らせて川の中に転落しました。同行していた1名の女性は男を助けようと自ら川に入りましたが、結果的には2人とも流されてしまいました。

すぐに当地の警察と消防が駆けつけ、結果的には2人とも救助され命に別状はないとのことですが、深夜であったこと、この橋の下を流れる涪江河という川が増水期であったこともあり、事態は急を要したそうです。

さてこの男、TikTokで動画を撮っていて誤って転落したわけですが、その前に酒を呑んでいます。そして、この虹橋1号橋は別名”網紅橋(インスタ映え、撮れ高の高い橋)”と呼ばれている橋で、どうしてもTikTokで撮影したくなる魅力に抗えない橋とのことです。さしずめどんな橋であるのかということで百度(Baidu:バイドゥ)で画像検索をしてみたところ、

確かに絶景でした。

橋の上で車を停めて景色を眺めることは禁止されているわけですが、転落した2人は公安警察と消防隊に対して救助に対する感謝の意を述べ、警察としては彼らに対して安全指導を行うという処置がなされたとのことです。ずいぶんと軽い処罰で済んでいるのは、すでに川に流された2人には罰が当たっているという解釈がなされたのかもしれません。

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加熱する”撮れ高”勝負

TikTokは中国の字節跳動(ByteDance:バイトダンス)が開発した海外版のショートムービーアプリであり、中国国内では”抖音”というアプリとして若い世代を中心に広く遊ばれています。そして、撮れ高の高いところで撮影したいという思いは日本も中国も変わらないということらしく、至るところでトラブルや事故を巻き起こしています。節度を守って楽しみたいものですね。

いずれにせよ、中国人には大岡裁き的な感情があるのも事実です。以前に書いた下記の記事も合わせてご覧ください。

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