2019年8月26日頃、中国の最高学府の一つである北京大学が”内外差別”をしているということがネット上で明らかになり”発酵(炎上)”しています。

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海外学生には敬体で、国内学生には常体で…

曰く、合格通知書について国内の学生と海外の学生においてその呼称が異なるというものです。ここでポイントとなるのは、中国語では一般的に二人称を表す言葉で、「你」が仲間内などくだけていたり、親しい間がらで通常用いられる言葉であり、公式の場であったり相手を敬う場合には「您」を用います。

さて、北京大学の学士課程に合格した学生に対して届けられる合格通知書は下記のようなものとなります。

複数箇所で「你」が用いられていることが分かります。一方で、フィリピンのとある学生に送られた学士課程合格通知書は下記のようなものでした。

左上の◯で囲った部分について「您」と書かれていることが分かります。この内容がネットで拡散され炎上したという訳です。

さて、理系トップである清華大学についてはどうでしょうか?下記が大学院に合格した”海外”学生向けの通知書です。

敬体である「您」が使われています。では国内学生向けはどうでしょうか。

常体である「你」ですね。北京大学も清華大学も同じように国内学生には常体で、海外学生に対しては敬体で合格通知書を送っていたということになります。

中国人は、まあこれはどの国の方もそうかもしれませんが、道理のない内外格差については神経を尖らせます。少し前に山東大学が留学生に対する待遇が極端で、差別的であるとして炎上しています。

単なる合格通知書のことだと捉えるか、こういった細かいところまで配慮ができるか、なかなか難しいところですね。