KOL(Key Opinion Leader)、日本ではインフルエンサーなどと呼ばれていますが、SNSやショートムービープラットフォームで話題を生み出し、フォロワーを集め、収益化(マネタイズ)する流れは本場中国で過激化しています。

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マスタングに自分を轢かせ、血糊で演出する周到さ

2019年10月16日11時頃に、中国四川省成都市の御風一路という道で、ブルーのフォード・マスタングが4車線の道路上で停車していました。6, 7名の若い男女がマスタングの前で撮影をしています。その内1名の白いTシャツを着た女性がマスタングの前に倒れており、彼女とその周辺には”血痕”が見られます。

その他のメンバーはその状況をスマートフォンで撮影しています。どうやら交通事故の状況を虚偽で演出し、それを撮影してSNSにアップしようということのようです。道路は減速・停止標識のない場所で、非常に危険な状況であったとのことです。

市民の通報を受けた成都市交通警察が5分後に到着、すぐさま調査を開始、18日の午後には現場の撮影に参加していたマスタングのドライバー、演技をしていた2名の女性、周辺にいた撮影担当メンバー等含めて7名の身柄を拘束し、さらなる取り調べに入りました。

取り調べの結果、演技をしていた2名の女性の年齢は19歳と20歳、ショートムービープラットフォームである”快手”上でそれぞれ300万、100万のフォロワーを持っているとのことです。

1人の女性のSNS上での名前は”ひとりの努力する00年代生まれの起業する女の子”というものでした。努力の方向が間違っているような気もしますが、インフルエンサーになってお金を稼ぎ、一発逆転したいという想いがこういう行動に走らせていることも事実ではあると思います。