中国では2/5の春節(旧正月)に向けて街中の雰囲気が盛り上がっている頃と思われます。北京や上海などの大都会に夢と仕事のために働きに来ている地方出身者にとっては久しぶりに実家に帰り、家族や親戚と一緒に過ごす一時です。もちろん楽しいこともありますし、そうではないこともあります。

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何をいくらくらい買って帰るのか?

寺村の妻も当然里帰りしますが、タダでは帰れません。彼女は合計で60万円くらいのお土産、頼まれた買い物をして大量の荷物と一緒に飛行機に乗って行きました。

POLAやSUQQUの化粧品、カシオのG-SHOCK(3つ)、服、痛み止め用の経皮吸収剤などです。

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誰が買い物を頼むのか?

お土産はもちろん家族向けで、彼女の気持ちとして買っていたものです。そして、頼まれた買い物とは、彼女の母親の友人家族から頼まれて買って帰るものです。彼女がふるさとに帰省することを知った母親は彼女に微信(wechat:ウィーチャット)で連絡をし、母親が友人から頼まれた品物を伝えるのです。そして、ここで一悶着があります。これは田舎に帰る都会に出てきた中国人特有のものだと思われます。

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意外とかかる負荷

伝え聞いた内容なので、具体的な商品の詳細が分からない、持って帰るには大きくてかさばるにも関わらず価格が安いものを指定してくる、などです。彼女の母親は海外旅行はもちろん国内でも旅行をほとんどしたことがありませんから、大きな荷物を持って帰省する労力を想像できません。また、頼んできた相手は母親の友人の息子や娘なのでインターネットを通して海外の商品についての知識もありますが、母親には全く分からない世界です。

結局、彼女は帰省するまで毎日のように母親とwechatで会話をして詳細を詰めていくことになりますが、なかなか的を得ない会話に疲れた彼女はイライラする訳です。彼女にとっては少なくないお金を動かすことにもなる中でです。最終的には母親の友人と直接話をすることで解決に至りましたが、大分消耗していたようです。

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伝統的な中国人家族の姿

彼女の母親は、自分の娘が海外で生活していて、そこで豊かな商品を買って帰ることはひとつのメンツになるわけです。もちろん、友人家族たちも商品自体を楽しみにしているわけですから、母親を頼りにすることになります。これはこれで、中国人のメンツを大事にする姿です。

結局、全ての商品を買った後では嬉しそうです。母親と口論したり、その友人と会話して細かい注文に疲弊したりして、それでも結局家族の喜ぶ顔が見たいという気持ちで、ほうぼうで買い物をして重い荷物を持って帰る彼女の姿に伝統的な中国の姿を垣間見ました。

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