合弁相手から背任や虚偽申告、脱税等の犯罪行為を指摘された白雲山。中国のバイアグラで大成功した裏側にはドロドロした部分があるのかもしれません。

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パートナー企業から告訴された中国のバイアグラ、株価は暴落

白雲山は2014年の上場以来「中国のバイアグラ」と呼ばれる”金鉾”は低価格戦略により短期間に市場シェアを伸ばしました。白雲山の財務報告によれば2016年には4億元(60億円)であった”金鉾”による売上は2018年には6.6億元(約106億円)と急成長、粗利率も80%以上と驚異的な成果を上げています。

ところが中国ビジネスは一筋縄ではいきません。もともとパートナーであった北京康業元投資顧問有限公司(以下:康業元)が2019年7月18日と19日に続けて、白雲山と当社の董事長である李楚源を背任、上場会社としてに適時開示原則不備、利益隠しと脱税の容疑で司法当局へ訴えたのです。概要は下記の通りです。

  1. 白雲山のブランドである”金鉾(生産は白雲山グループ会社の白雲山科技術)”の上場以降、康業元は株主であるにも関わらず一度も完全な財務報告を受けていない。
  2. ”金鉾”の営業利益は巨額であるにも関わらず、康業元は株主として未だに利益を還元されていない。
  3. パートナー関係に康業元の同意を得ることなく、広薬集団の董事長である李楚源は白雲山科技の製品である”白定”を山東瑞陽製薬に製造させ、康業元の利益を毀損した。

インターネットの企業情報データベースによれば、康業元が提示している”白雲山科技公司”という会社の正式名称は”広州白雲山医薬化技発展有限公司”で、法人代表は”肖栄明”、白雲山が51%を保有し、残りの49%を康業元が保有していることとなっています。

康業元の告訴内容によると、”金鉾”の主要成分の原材料費は1kgあたり1,800元であるにも関わらず、10,000円として記帳されていたとのこと、これは紛れもない脱税行為であると指摘、

李楚源は違法行為であるということは確実に認識している。しかし、彼のみが工場(白雲山科技)を管理している状態となっている。我々としては出資を引き上げ精算を行うことを堅く決意した。

と公式声明を出しました。

一連の動きに対して白雲山は声明を発表、告訴内容を完全に否認しましたが、康業元は確固たる証拠を提出するとしています。

香港市場では7月19日の午後に白雲山の株価が5.6%も値下がりし、31.7億香港ドル(約412億円)が蒸発しました。中国のバイアグラとして知られる白雲山の”金鉾”ですが余談を許さない状況にあるようです。