中国テンセント(wechat)とアリババ(Alipay Wallet)との間で旧正月に向けた「お年玉」機能の戦争勃発

新華網杭州が1月26日に伝えるところによると、「支付宝(Alipay:アリペイ、Alibabaが提供する決済サービス)」財布の最新版をダウンロードすると、「億万紅宝(億万円のお年玉)」機能がメイン画面に現れるようになっています。直近でも、「微信(wechat)」の最新版でも「お年玉」機能が追加され、「春晩(春節联歓晚会のことで、日本で言うところの紅白歌合戦)」に参加してwechatを盛大に宣伝する予定であることなど、この一年は、モバイルインターネット領域においては、新春の「お年玉大戦」の様相を呈しています。

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26日の早朝、何人かのユーザーがAlipay Walletの最新版の中で、「億万紅包」という新機能が付加され、「個人紅宝(お年玉)」、「接龍(ソリティア)紅包」、「群紅包」、「面対面紅包」という、お年玉を出す4つの方式が準備されています。また、ユーザーは「討紅包」機能を使うことで、友人に向けて宝くじを送ることもできます。

ソーシャルネットワークの特性を利用して、wechatのお年玉機能は、昨年の春節機関に爆発的ブームになりました。アリババ・グループの董事局主席のジャック・マーは、ライバルであるwechatのお年玉機能を称して「真珠湾攻撃」と言っていました。多くのインターネット企業の動きから見ると、今年の旧正月の花火合戦はすでに火ぶたを切って落とされたようです。Alipay以外にも、wechat、weiboなどの最新版ではお年玉機能が強化されています。wechatの直近のバージョンは6.1ですが、お年玉機能にはオプションが強化されました。ユーザーがお年玉を便利に出すことができるように、Alipay Walletのバージョン8.5では、「My Friends」機能が追加され、Alipayは明確にSNSの機能を追加しました。

昨年の結果では、wechatとAlipay Walletのお年玉機能は「除夕(大晦日の夜)」に最高潮を迎えました。双方が明らかにした数字によると、800万を超えるユーザーがwechatお年玉の活動に参加し、最高時には毎分2.5万のお年玉がやり取りをされたとのことです。また、数百万ユーザーがAlipay Walletを通じて合計2億元(約40億円)をやり取りし、最高額では19万元(約400万円)のお年玉も出現したそうです。春節(旧正月)は、モバイルインターネット業界において、一年に一度のイベントとなり、モバイルペイメントとSNSにおける一つの戦場になったと言えるでしょう。

出所:新華網

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