市場調査会社のCanalysが2018年の中国スマートフォン市場に関するレポートを公開しました。市場出荷量は4億台。日本人が見れば大きな数値に見えるかもしれませんが、実際にはマイナス成長の結果です。公開された情報を解説します。

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中国スマートフォン市場は14%縮小で、2年連続の縮小傾向

Canalysによると2018年の中国スマートフォン出荷量は前年比で14%の減少した結果4億台となりました。2017年実績も前年比でマイナス成長であり、2年連続でマイナス成長でした。

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シェア1位は華為(ファーウェイ)、Appleのシェアはわずか9%

出荷量ベースでトップ5企業が全体市場に対して占めるシェアは2017年の73%から88%と伸びています。また、トップ5企業の中で出荷量が伸びたのは1位の華為(Huawei:ファーウェイ)と3位のvivoの2社でした。3位のvivoが伸び、2位のOPPOがマイナス成長となったことでその差は200万台程度という結果になっています。

Appleは3年連続でマイナス成長となり、2018年では-13%と市場全体の下落率、市場シェアは9%に過ぎません。iPhone8, iPhone7などが中国市場では好意的に受け入れられなかったことが原因として挙げられますが、最新機種の価格は更に上がっているため、今年も大きなリスクを抱えていると言えるでしょう。

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日本市場とは大きく違う中国のスマートフォン市場について簡単に紹介をさせていただきました。既にAppleの市場縮小は既定路線となっており、Samsungにいたってはランクインすらできていません。ファーウェイに代表される国内ブランドの実力が消費者に完全に受け入れられたことを示しています。

こうした動きは大きな示唆となります。日本の製造業が考えるべきことについては後ほど記事にする予定です。

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