中国京東(JD)がオーストラリアオフィスをクローズ
京東(JD)がオーストラリアはメルボルンにあるオフィスを先週に突然閉めたと報道されたことに対してJDが公式に声明を出すなど、話題になっています。
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中国EC大手の京東(JD)は2018年2月に進出したばかり
JDは2018年2月にオーストラリアとニュージーランド市場へ参入することを発表し、テンセントのパートナーと組む形で同地区において小売サービスを行うことを宣言しました。董事長兼CEOである劉強東によれば「オーストラリアとニュージーランドの消費者は高品質な商品に対するニーズが非常に大きく、JDが進出することによってこれらのニーズに応えることができると思っている」とのことでした。
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JDはオーストラリア貿易委員会、オーストラリア郵政省、a2乳業、Treasury Wine Estatesと協業、更に2018年から劉強東個人のスキャンダル問題がマスメディアで報道されたことが話題になっていました。
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わずか15ヶ月での現地オフィスクローズ
しかし先週、オーストラリアオフィスは開設15ヶ月を待たずにクローズ、JDのオーストラリア・ニュージーランド地区の責任者であるPatrick Nestelも辞職したとのことです。また、これに先立ち劉強東は南半球における事業が停滞していることを宣言していました。
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公式声明によれば、ニュージーランドオフィスの任務が完了したためクローズしたとのことで、正常な調整活動であることを強調するのみで、それ以上の具体的な中身については公表されませんでした。
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2018年から何かとスキャンダルの多いJD(京東)ですが、こちらから記事を参照することができます。