中国流:メイドインジャパンからRTCインジャパンへ!日本の生きる道として

インバウンドMA

個人事業「つよいのかんじ」の屋号を廃止して、株式会社グルー(Groo Inc.)という会社の登記が完了しました。具体的な事業内容はおいおい発表していく予定ですが、その内の一つである「中国をレバレッジとした日本中堅・中小製造業」の再生M&Aを紹介します。

メイドインジャパンからRTCインジャパンへ

RはResearch(研究開発)、TはTest(試作)、CはCheck(品質管理)の略です。製造業を中心として日本企業・産業が生き残る道はここにあると思っています。製造の部分については中国を始めとした東南アジアでもできます。しかし、研究開発と試作、品質管理の部分についての強みは日本に残ると今までの経験から信じています。

トヨタさんや日立さんのように、スーパー製造企業はこれからもプレゼンスを発揮し続けると思います。しかし、その根幹となるコア部品を手がけているのは地方都市に点在する中堅製造業、蒲田や東大阪の中小町工場です。

日本の中堅、中小製造業が抱える悩み

しかし、彼らにも課題があります。中小製造業は資金繰りと事業承継という大きな問題を抱えています。祖父、父親の代で立ち上げた企業のご子息がその企業を継がないケースがこれからどんどん出てきます。結果として、その企業の雇用と技術が維持されないのだとしたら本末転倒です。

中堅製造業はグローバル展開が思ったほどできずに、売上の成長曲線を思うように描けない結果として、増資・融資が受けられない、投資キャッシュフローが潤沢でない、結果として新しい研究開発に手が回らないというケースが見られます。

中国資本を投下することによるレバレッジ

悩みの解決策は色々とありますが、Groo Inc.の特色は中国資本によるターンアラウンドです。中国には巨大な資本力と市場があります。日本企業には技術と技能があります。その部分でお互いが勝てる戦略を描きます。日本側はある意味RTCに特化し、中国側は市場拡大に特化します。日本の製造業は十分なキャッシュを手に入れることにより、設備投資、人件費面の条件を再び整えることができ、新規開発を行い試作を行い、中国人投資家側の製造業経由で中国や華僑経由で東南アジアの工場で試作ラインを立ち上げ、現地人材に移管をした上で、品質管理を行います。中国人投資家は傘下やパートナーの製造業とその販売ルートを最大限に活用し、大陸や東南アジアルートで製品を拡販します。

結果として、日本の中堅・中小製造業と中国側企業の企業価値は上がります。投資家はそのリターンを享受することで三方良しのシナリオを実現することができます。

中国人と日本人の性質

敢えて極論して一般化しますが、寺村は個人として、”日本人はモノと対話する民族”、”中国人(欧米人も)はヒトと対話する民族”であると思っています。日本人はモノに魂が宿ると本気で信じています。だからこそ、時間をかけて良い物をじっくりと仕上げていきます。一方で売ることについてはあまり熱心ではありません。中国人はコトを興すことが大好きです。新しい仕組みを考えてそこで利益を分配することを、ヒトと進めていくことが得意な人たちです。だからこそ補完関係が成り立ちます。

日本は世界一の高齢化社会です。2025年には団塊世代が75歳以上の後期高齢者に入り、高齢者人口比率は30%を超える一方で、生産年齢人口は極端に落ちていきます。人口の純減も続きます。もちろんそこを女性の社会復帰、移民の受け入れで緩和する策もありますが、それだけではありません。

高齢者というのはストックを最も持っている人たちです。それはお金であり経験です。RTCに特化することにより、そういった人たちの知見を活用することができるのです。そういった人たちから学ぶことで、日本の強みをより活かすことができるのです。

Groo Inc.が提供できること

後ほどしっかりとリリースを致しますが、Groo Inc.は日本の製造業に興味がある中国人投資家層とパートナーシップ関係を持っています。投資家の背景には中国製造業や販売チャネル、地方政府などが繋がっており、中国、東南アジアにおけるセールス・マーケティングに対する一連の価値を提供できます。そして、中国人投資家からの投資ができる体制も整えています。

いきなり、中国人投資家が皆さんのところを訪れたらビックリされると思います。その部分をGroo Inc.が間に入ることにより、皆さんにご理解いただけるように説明をしていきます。その上で、資本投下後のターンアラウンドについても戦略、実行面からサポートを致します。

今後、Webサイトの立ち上げと共に正式にリリースを致します。

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