腾讯(Tencent:テンセント)の関係会社である腾讯広告(テンセント・アド)と腾讯マーケティングインサイト(TMI)が、腾讯本体の生活者研究所、UX設計部門と共同で2019年版の「テンセント中国00後(2000年代生まれ)研究レポート」を発表しました。

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調査は2018年から継続的に実施

この調査は2018年に開始されたもので、今後毎年定点調査が行われることになっているようです。アンケート調査が9都市、60を超える小中学校で2.6万人に対して、デプスインタビューは97名を対象として実施されました。

”00後”の定義は2000年から2009年までの10年間に生まれ、中国がWTOに加盟して国際競争力を着実につけて急成長していく過程に子ども時代を過ごした世代のことです。

中国語が分かる方はこちらのページを参照していただければより詳しい内容を理解できると思います。ここでは概要だけ触れます。

分析の結果として、中国の00後が重視している価値観のトップ5は、

  • 大自然
  • 行動主義
  • 博愛・関心
  • 社会安全
  • 善良

となりました。

彼・彼女たちは70/80/90後と比較して、”大自然と社会への関心”が重視する価値観として強く出ていることが特徴的です。自らの国家である中国だけでなく、世界各地で起こっている問題や不平等などに対しての関心が強く、コスモポリタンとしての意識が強いことが分かります。

またインターネットを中心としたテクノロジーが身体の一部であるかのように身近に接してきた世代として、彼・彼女たちはその恩恵を最大限に活用することで、自らが判断・決定し行動することができると考えており、自らを社会の傍観者の立場に置くことをよしとしません。学習し、成長することで様々な可能性を手にすることができると考えています。

さて、彼・彼女たちの親世代や、先輩世代が教育に対して最大の注意・関心を示す中、この世代は更に授業以外の補習活動を非常に重視しています。毎日の補習活動の平均は平日で4.6時間、週末で5.3時間もとられていることが分かりました。

親の45.6%が子どもの補習が”最も”重要な生活における活動であると考えている中で当然と言えますが、都市の経済力によって状況が異なります。北京、上海、広州、深センなどの一級都市では”興味や好奇心を伸ばすこと”、”友達をつくること”などが重視されている一方、都市階級が低くなるにつれ”主体的な行動”や”落ちこぼれた友人に対する関心”などの項目が強く出てきます。

デジタル世代である00後。趣味は映画や音楽が最も共通して選ばれています。年齢で見ると、小学生は運動、中高生は読書とゲームが特徴的な趣味となっています。

もうすぐ成人を迎える彼・彼女たち。今後中国の活力をリードしていくことになります。自ら行動することで世界をより良いものへと変革していく、そういった前向きな価値観を持った彼・彼女たちに期待したいところです。å¢