中国上場企業で最も年収の高いのは意外なあの人
中国の上場企業CEOでトップの年収は約24億円
2015年7月21日、”フォーブス中国版”が中国上海・深センA株と香港市場の上場企業におけるCEOの年収のランキングを発表しました。その結果によると、中国平安保険の董事長である馬明哲が1,090万元(約2億円)でA株市場で、Legend(Lenovoを抱える)グループのCEOである楊元慶が1.2億元(約24億円)で香港株での最高額となりました。
平均年収は4,000万円〜1億円
2014年のA株上場企業で年収が100万元(約2,000万円)を越えたCEOは352人で、2013年から11名減少。同様に香港株では334人で、107人の増加となりました。A株CEOの年収平均値は203万元(約4,000万円)、香港市場では504万元(約1億円)です。業界別に見ると、保険、不動産、コンピューター、建築設備、ゴールド関連の業界に集中しているようです。
編集後記
2013年5月〜2014年4月にかけて、日本国内で年収1億円以上の報酬を得た上場企業役員は443人だそうです。また、社員数1,000人以上の大企業の社長の平均年収は5,643万円とのデータもあります。物価指数が異なるので一概に比べることはできませんが、中国企業の社長は結構貰ってると考えても良いと思います。
一方で、百度、アリババ、テンセント、小米など有力なインターネット企業が出てこないところを見ると、年収だけでは一概に図ることができないとも言えます。中国の成長企業はストックオプションを発行しているケースが多く、フローでの収入というよりは含み益も加味した資産ベースで見た方が正確な状況が把握できると思います。