理念体系と、長期の指針、価値・価値観で進む
6ヶ月 / 月1回の終日ワークショップ + そのあいだの宿題 + グループ別の個別伴走
こういう状態になっていませんか
- 長期の計画を掲げたのに、中期経営計画の1期目で、もう現実に合わなくなっている
- 方向と施策は書いてあるのに、現場が動かない
- 理念も価値観もあるが、言葉が大きすぎて、迷ったときの助けにならない
- 分かれ道に立つと抽象化して全部取りしようとして、結局これまでの延長になる
指針と価値観を持って、冒険しながら進む
長期のビジョンや計画を、精緻につくる。そしてそこへ向かって真っ直ぐ進む。これが戦略コンサルティングの仕事です。わたしたち自身が、長くやってきたやり方です。
ところが、つくった瞬間に陳腐化します。精緻につくるほど、外れたときに直せません。
このパッケージは、そのやり方へのアンチテーゼです。
決めるのは2つだけです。向かう方向 (指針) と、分かれ道で何を選び、何を捨てるか (価値観)。あとは走りながら、選び続けます。
計画どおりに進むのではなく、指針と価値観を持って冒険する。中期の計画を何年も先まで細かく刻む必要は、なくなります。
経営の階層でいうと、こうなります。
ここを、一緒につくります6ヶ月のパッケージ
よくあること言葉が茫漠としており、分かれ道で選択・決断できない
よくあること位置づけが不明確で、使えずに形骸化
よくあること立てた瞬間に状況が変わっており、計画が陳腐化
よくあること計画 (P) が陳腐化するので、D-A が実施されない
よくあること価値観レベルで擦り合わない
扱うのは、上の2段です。ここが空いていると、下の3段はすべて崩れます。逆にここが立っていれば、その下を何年も先まで細かく刻まなくても、進めるようになります。
1日の中で、何が起きるか
1日のワークショップ
誰が誰に遠慮しているか。何が言われないまま終わっているか
未来を描き、ぶつけ、1つを選ぶ
宿題 → 前半 → 後半 → 宿題。この一周を、半年で3〜4周します
前半と後半は、別々の時間ではありません。関係性が動いたところで論理の議論に入り、論理が詰まったところで関係性に戻ります。
これは、1人ではできません。
わたしたちは 必ず2人1組 (コーリード) で入ります。コーチには愛はありますが、力を行使しません。コンサルタントは力を行使しますが、愛を無視しています。
シナリオ・プランニングについて
後半で使う手法です。何をやるものなのかを、テラさんが話しています。
6ヶ月の進み方
| 時期 | 前半 — 健全性 (右天秤) | 後半 — 経済性 (左天秤) | その月に出るもの |
|---|---|---|---|
| 1ヶ月目 | 関係性のいまを見立てる。いまの自分たちと、まだ認めていない自分たちの境界 (エッジ) に、身体で触れる | 未来を左右する不確実性を洗い出し、決まっていることと決まっていないことを分ける。2つのドライビングフォースを選ぶ | 2つのドライビングフォース |
| 2ヶ月目 2日間の合宿 |
チームの約束事を、自分たちの言葉でつくる | 4つの並行未来 (シナリオ・マトリクス) を描き切る。いちばん都合の悪い未来も外さない | 4つの並行未来 (シナリオ・マトリクス) |
| 3ヶ月目 | 立場の違いを受けとめ、対話を開く | いまの施策を4つの並行未来にぶつける。どの未来でも後悔しない打ち手を選び分ける | 打ち手の一覧と、価値観の原石 |
| 4ヶ月目 | 対立と葛藤を、避けずに越える | 4つの並行未来から1つを選ぶ。同時に、やめるものを宣言する | 事業ごとの価値観 |
| 5ヶ月目 | 自分たちで進んでいく状態に向けて、準備する | 事業ごとの基準を並べ、矛盾を越えて全社で1つに束ねる | 全社の価値観と、骨太の施策 (武器) |
| 6ヶ月目 | 半年の道のりを振り返り、これからどうありたいかを宣言する | 成果物を統合し、宣言・誓願に臨む | 長期の指針と、宣言・誓願 |
回と回のあいだは、およそ3週間の宿題でつなぎます。宿題は「きれいな答え」を書く場ではありません。今すぐやめたほうがいいと思っているもの、そしてそれをやめられない理由を、両方書いていただきます。
進め方の原則
螺旋で進みます
宿題で一人がぶつかった葛藤が、次の回の前半でチーム全体のものとして現れます。それが後半の論理の議論を押し出し、また宿題で、より深いところに戻ります。半年で3周から4周します。
不確実性の中に、自ら身を置きます
予測が当たらない場所へ、自分から入ります。そこで葛藤が生まれます。決めきれない。正直に言えない。切り捨てられない。この葛藤を苦しみながら止揚したときにだけ、価値観と指針に気づきます。葛藤は個人に抱えさせず、グループで引き受けます。
価値観が立つまで
「私たちは○○を大切にします」では、価値観にはなりません。「速さより、全員の腹落ちを優先する」— つまり分かれ道では速さを捨てる、と書けて初めて、どちらかを選び、どちらかを捨てること、すなわち決断することができます。
そして価値観は、話し合いからは出てきません。自ら不確実性の中に身を置き、そこで生まれる葛藤を、苦しみながら止揚したときに気づくものです。そのために、8つの段を順に踏んでいただきます。
-
4つの世界から、1つを選ぶ
描いた4つの並行未来のうち、自分たちが創り出す世界を1つに決めます。
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武器 (矛) を持つ
その世界へ行くための武器です。何で攻めるのか。主だったものだけを挙げます。
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捨てるものを決める
固有名詞で3つまで。「選択と集中をします」のような言い方は認めません。
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捨てた影響を、明示する
それをやめると、どれだけ定量的に失うのか。誰を失うのか。ここまで書いて、初めて捨てたことになります。
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果たし状を受ける
ほかのチームから、その選択に対する問いが突きつけられます。「それで人は育つんですか」「本当にそれで楽しいんですか」。喉元に刃を当てられる時間です。
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武器 (盾) を持つ
殴られた場所から逆算して、守りの武器をつくります。矛だけでは、落とし穴に落ちます。
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それでも選ぶ理由を、宣言する
殴られたうえで、なお、その世界を創り出したい。その理由が価値観です。ここで初めて、言葉が自分のものになります。
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例文にする
分かれ道でその基準をどう使うのか、具体的な場面を挙げます。多ければ多いほどよい。使われない価値観は、無いのと同じです。
4段目と5段目が、いちばん葛藤するところです。身体がざわつき、言葉が出てこなくなります。ここを避けて通ると、出てくるのは当たり障りのない標語です。葛藤を止揚したときにだけ、自分たちの価値観と指針が姿を現します。
出てくるもの
- 価値・価値観分かれ道で、何を選び、何を捨てるかの基準です。事業ごとに1つ、全社で1つ。
- 指針4つの並行未来から1つを選び取り、そこへ向かうと決めた方向です。
- 決断しながら進み、学び続けるチームVUCA で環境が変わっても、遠くに見える指針に向かって、価値・価値観に基づいて決断しながら進み、そこから学び、成長し続けていけます。
そのあと
決めた価値観と指針は、下の段に落ちて初めて働きます。
中期経営計画は、そこから選び直され続けるものになります。何年も先まで細かく刻んで固定するのではありません。価値観で選び、状況が変わったら選び直す。PDCA でいえば、P と D よりも C と A に重心が移ります。年度の方針と個人の目標も、同じ基準でつながります。
そこまで見る場合は、別途ご相談ください。
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