わたしたちは何ものなのか?
私たちは剣と心、論理と直観の双方から個人や関係性システム(パートナー、チーム、グループ、組織、企業、団体、国家、コミュニティに関わり、それらが本来持っている価値観、願いを、それらが本来出現したがっているものとして出現させるスキルを持っています。そのスキルを発揮することが誰もが望んでいることであり、誰もがそのための資質を持っていることを強く信じています。
ほんとうに生きようと思うなら、すぐに努力し始める方がいい。
もしそう思わないなら、それはそれでもよいのだが、死に向かい始める方がいい。Wystan Hugh Auden
何と関わっていきたいのか?
何かをしなければならない。それは正しいことでなければならない。それは確からしいことでなければならない。それは期限を守らなければならない。許可を取り、報告しなければならない。皆と同じことをしなければならない。皆と同じ服を着なければならない。調和を乱してはならない。管理しなければならない。楽しいことをしていることはよくない。真面目でなければならない。思考しなければならない。良く考えずに行動してはならない。準備が十分にできていなければ行動してはならない。冒険をしてはいけない。心や身体の声を聴いてはならない。苦しいけれどがんばらなければならない。
私たちが関わりたいのは、上記のような声を発している個人や関係性システム(上述)です。そのような状態ではそれらは力を持たなず、十分な価値を発揮できず、属する要素としての個人も楽しくないのです。遊びごころを持って、不確実性を受け入れ、今この瞬間に生きるために私たちは関わっていきます。
どのように関わっていくのか?
マネジメントコンサルティング、プロセスワーク、関係性システムコーチング、Co-Activeコーチングのスキルを個人として全てを具備しており実践してきた場合はその個人が、いくつかのスキルを持つ場合にはスキルを補完し合うチームとして関わります。

マネジメントコンサルティングのスキル:
外部・内部環境に対する入念な調査にもとづき、定性的、定量的な情報を整理、関係づけた上で、確からしい将来・未来を予測し、明確なゴールを設定し、ゴールに向けた複数の道筋をシナリオとして策定し、評価軸を定めた上で最も成功確率が高いと思われるであろう道筋を提示します。また、その道筋を確かなもととするための資源や体制の獲得に向けて計画を立てて提示します。決めるのは皆さんですが、良くも悪くも実質的には提示されている段階でほぼ「シナリオが確定しているゲーム」です。
更に実行についてはPDCAを着実に回すことをPMOとして支援します。
プロセスワークのスキル:
故アーノルド・ミンデル(Arnold Mindell)がユング心理学を継承しつつ、個人的な経験から実践を積み重ねた結果として確立された、関係性に対する関わり方です。現実で起こっていることをその個人だけでなく、周囲にある関係性や、更には地球の裏側まで繋がった状態での夢と見立てて、その意味や意図を読み取り、関わることにより「現れたがっている現実を出現させる」という言葉では難しいのですが、実際にはとても大きなインパクトを起こし、エネルギーとパワーを受け取るというものです。
個人という枠を越えて「場」に対する影響力を出現させるため、組織や企業、団体や国家、対立する民族なども包括的に扱うことができる概念、実践のスキルです。
関係性システムコーチングのスキル:
関係性システムが知性を持つというCRR Globalによってもたらされた概念と実践のスキルです。2人以上の関係性を取り扱い、関わることによって、その関係性がありたい姿に向けて行動する、そのエネルギー、パワーを生み出していくというスキルセットです。この中には上述したプロセスワークも含まれており、組織や企業、団体などが行き詰まっている際に、または内発的な行動を生み出すことができない場合などに応用することによって、自走していくことを支援します。
Co-Activeコーチングのスキル:
Co-ActiveはOrigin of Coachingと定義されており(CTI Japanの定義)、アメリカの心理学を研究するエサレン研究所を母体として、学問を実践の場に提供することを目的として1990年頃に生まれたコーチングの概念です。日本には2000年頃に導入されました。コーチとクライアントの1対1の関係性の中で関わるスキルであり、その根底には、人は欠けることのない存在であることや、人は本質的に生きることを願っていること、更には未来や過去に執着することなく、今この瞬間に自分の価値観に即して意図して生きることを願っていることがあります。
個人が充実した人生をおくっていくためにコーチが協働的に関わっていきます。