中国で才色兼備の女性を最も輩出するのはあの都市 | アリババの女性起業家レポート

美女起業家

中国のアリババ(阿里巴巴)グループ傘下の阿里研究院が”インターネット+女性の時代:女性起業家報告”というレポートを発表し、インターネット時代において女性起業家が更なる力を持って社会を変革する”女性の時代”が実現するというメッセージを、大量のデータを分析した結果から導き出しました。

アリババグループ董事局主席である馬雲(ジャック・マー)はインターネットが女性の潜在的な起業能力について、「インターネット経済は体験型経済であり、独特の先天的な直感を持っている女性にとって大きなチャンスとなります。皆さん、夢を追いかけて下さい」と述べています。

さて、その中身を見ていきましょう。報告書によれば、全世界の67カ国に渡る様々な経済体系の中で、伝統的事業分野の創業者に占める女性の割合は3.6%に過ぎません。しかし、インターネット時代の中で、例えばアリババグループが提供するC2Cプラットフォームである淘宝網(タオバオ)における女性店主の割合は50.1%にのぼります。

ちなみに、ボストンコンサルティンググループの2014年の調査報告書によれば、2012年におけるアメリカの18〜64歳までの人口に占める女性創業者の割合が10%であり、アリババのレポートでは中国の女性経営者の割合が11%となっていることから、アメリカと中国の女性起業の状況は数的にはそれほど変わりません。また、中国はフランス、ドイツ、ロシアなどと比べても女性創業者の割合が多いことが分かりました。ジャック・マーが言うように、インターネット時代はUX(顧客体験)の時代であり、ロジックと情緒のコミュニケーションが重要になってきます。その点で、女性には優位性があると言うことになるでしょうか。

さて、もう一つ興味深いのは、地域別分析の結果です。まず、女性創業者が集中するのはいわゆる”一級都市(経済発達度から見たトップクラスの都市)”であることはもちろんなのですが、地域的に見ると台湾、香港を除けば、東北三省、四川省、重慶特別市の順で女性創業者が多く見られました。また、女性創業者の平均年齢は32.6歳で、61%が18歳から29歳までの間、いわゆる”80後(1980年代生まれ)、90後”の世代です。東北や四川は美女を輩出する地域として良く知られていますが、才色兼備の若い女性たちがガンガン起業している姿は、とてもエネルギッシュな感じです。

ジャック・マーが言うところのインターネットの時代がUXの時代で、その中では女性がむしろ活躍するということはとても興味深いことです。また、インターネット強国であるアメリカと中国(言い切って良いと思います)がその他の先進国よりも女性創業者の割合が高いということも論拠になります。

どちらかと言えば夢よりも現実、大きくて抽象的なものよりも具体的な事象について、情緒的な判断ができる女性は、目の前の顧客に対する体験の創出について男性よりもそもそも有利なのかもしれません。ロジカルであることについては訓練できますが、情緒的な部分については本能的かつ先天的なものに由来しているとすれば、彼女たちがロジックを訓練によって身に付けることで、今までになかった新しいUXを世の中に生み出していくチャンスと言えますね。やはり、女性には叶わないです(笑)。

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