2015年中国O2O決戦 グルーポン型サービス市場を覆しに行く大衆点評網

 

中国のO2Oのビッグ2の戦いについてご紹介します。

 

13飲食店O2O

上記は以前にも当ブログで紹介させて頂いた小米がまとめた小米アップストア上でのレストランO2Oのダウンロード数の伸びを示したグラフです。2014年のQ1からQ4で72倍に増加しています。その内、”大衆点評”と”美団”という両巨頭の最新の動きが興味深いので紹介します。

 

以前はレストラン紹介サイトとして知られていて、今ではO2Oの旗手でもある中国のインターネットサービス”大衆点評”が、先週”閃恵”サービスをアップグレードすることにより、従来からのグルーポン由来の団体購買サービス市場を置き換えていくことを発表しました。

 

大衆点評

中国語の画像で申し訳ないですが、4枚のスクリーンショットについて解説します。

  • 一番左:レストランを利用した消費者は”食事(消費行為)が終わった後”で、”大衆点評”上でそのレストランのページへアクセスし、下の方にある”恵”というマークの入った、クーポン情報を調べます。上記の例では、”100元消費ごとに10元引き”というものです。使う場合にはオレンジ色のボタンを押します。
  • 左から2番目:確認画面です。今回の消費金額は300元だったので、30元の割引がかかり、結果として270元になっていることを確認します。その上で問題がなければ、その下にある微信(wechat)マークの項目、すなわち”TenPay(テンセントモバイル決済)”にて決済をします。
  • 左から3番目:TenPayアプリ上で決済が完了した画面です。確認をして、右上のボタンをクリックし、”大衆点評”に戻ります。
  • 一番右:”大衆点評”上で決済が完了したことを示す画面です。30元の節約になったことが表示されています。また、お店側に確認するための決済番号が表示されています。この番号をお店側は端末に入力することで割引を含めた全ての手続きが完了します。

 

現在主流になっている団体購買は”代金券(バウチャー)”システムが主流で、”消費行為を行う前”に購入するのが一般的です。また、決済を行う際にも会計金額によって使うバウチャーの枚数が異なり、店側がそれぞれの確認番号をシステム上で入力する手続きが必要で、非常に煩雑で時間がかかりました。今回の”大衆点評”の新しいサービスは、”消費行為の後”で使えるということと、”煩雑な確認番号の認証”プロセスが殆ど必要なくなったというところに面白さがあります。”大衆点評”はこのシステムによって既存のグルーポン由来のバウチャー型団体購買O2Oサービス市場に対する宣戦布告をした形です。

 

美甲

次はO2O企業のもう一方の雄である”美団”です。”美団”モバイルアプリのメニューの中には既に”上門(訪問)”という項目が追加されました。訪問型サービスに含まれるのは、ネイル、家政婦、掃除、洗車などで、現在は北京、上海、広州、武漢、成都、杭州の6都市です。消費者にとってはわざわざ外出しなくてもサービスが受けられるメリットが得られ、”美団”としてはそういったニーズを捉えることでユーザーベースを増やしていく狙いがあります。”美団”はアプリの中で、サービス提供者とユーザーとの交易を成立させるオープン型のプラットフォームを提供するという形です。

 

メディア上では2015年はO2O決戦の年として煽っていますが、次々と色々なサービスが出てくるダイナミズムは本当に凄いですね。

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