中国流:インターネット時代は女性の時代!ベンチャー経営者2人との話から

女性経営者

先日、とあるベンチャー企業の経営者と食事をして、その後また別のベンチャー社長と飲んだ時に話題になった話が自分の今の思考を色濃く反映していたと感じた内容です。表題でもある通り、インターネットをベースとした事業が盛り上がる時代は正に女性が主役となる時代なんだろうということです。まずは具体的な話から。

①一人の経営者の方の話では、インターネット(アプリ)型の配車サービスで、日本では規制がある中で本来のオープンプラットフォーム型のサービスがなかなか提供できていないUBERですが、面白い使い方をされている女性の運転手の方がいらっしゃるそうです。その方は乗客に対して宝石を販売することで、かなりの収入を得ているそうです。車の中は密室です。宝石商は密室の中で信頼関係を構築し、宝石の現物を見せることにより取引を行います。車は密室ですし、会話をする中で関係性を構築することができます。その上で宝石を販売してしまう、更にはタクシーの代金という形で”場”代まで回収してしまいます。女性だからという訳ではありませんが、宝石を買う主体は直接的であれ間接的であれ女性顧客です。女性乗客に対して心を開かせやすいのは女性であることは間違いないでしょう。UBERが集客のプラットフォームを提供していて、それを最大の効率で利用して収入に繋げているということです。

②別の経営者との話の中では、インターネットで集客を行うにあたっては女性の方が圧倒的に有利だという話になりました。同じ内容で男性のポストと女性のポストを比べた場合には、明確な統計を採った訳ではありませんが、女性のリーチ、クリック、コンバージョンの方が圧倒的に高いと思います。感覚的には確からしいと思える事象は周りにもたくさんあります。プロフィールだったり、言い回しだったり、写真だったり、形式的な世界では男性中心の社会の中で、女性であることがポジション的に有利になるということです。

②の話はインターネット時代における集客、①は同時代におけるコンバージョン(購買決定)の話です。女性が事業を行う上で、①、②と同様のことをリアルな世界で実施してきたケースはあると思います。しかし、インターネットビジネスが事業参入における資金的、世間体的なハードルを下げていることと、その後のプロモーションの拡散速度と範囲を格段に拡大したということです。その恩恵について、女性の方が大きな果実を手に入れることができるということだと考えています。

更にもう一つ、女性はコツコツと努力して小さくも現実的な成果を先に作るということに長けていると思います。それが、インターネット時代のいわゆるところの”グロースハック”、顧客体験を最高にするために日々改善をし続けることに非常に適しているのではないかと思います。

編集後記

インターネットビジネス、シェアエコノミー、このあたりのビジネスは既存のビジネスとは全くことなる考え方ですが、こういった新しい概念に対する適応性(ファッション性)についても女性の方がチャレンジングなのではないかなと思います。新しいものに目がなく、相手に対してしっかりと向き合い、現実的な成果をしっかりと出し、改善を繰り返すことを喜びとする。これって正に”今”風なんだろうなと、しみじみ思いました。ちなみに、この話をした相手は全て男性でした(笑)。

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