「外」に出ないとマネージャーは輝けない

・「持ち帰って確認します」って言ってませんか?
・「なんとなくなんですけど、◯◯」とか言ってませんか?

マネージャーが意思決定業務を行っている会社は強いです。それが正しい意思決定であれば最強です。仕事柄、色々な職種の様々な立場のマネージャーを見てきましたが、当たり前のことですが、これができていると速くて強い、その上、組織のモチベーションが高いです。

マネージャーが、

  1. 意思決定を行う
  2. その意思決定が正しい確率が高い

状況を作ることが大事です。

そのためには、マネージャーが、

A. 確からしい仮説を持っていること
B. 仮説を作るための情報量を持っていること
C. 部下からの情報を自然な形で吸収していること
D. 情報量を効率よく得るネットワークを「外」に持っていること

そして、

E. 意思決定を下すことができる心と時間の余裕があること
F. 意思決定を下すことができる権限と責任を持っていること

が必要です。

これ、そのまま読み取ると、大陸とか香港、台湾企業で僕が交渉してきた相手のイメージになります。また、全て反対にすると、日本で結構目にする事例が多く含まれます。

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Fは絶対に必要ですね。日本の場合、大手部長クラスでも案件ベースで100〜500万円とか非常に小さな決裁権限であることが多いです。企業自体の成長力が弱く、拡大するパイを見つけてリスクテイクするよりも、むしろヘッジ、いや見て見ぬふりをするための組織という感じです。ここは、色々な問題もあるので別のテーマにしましょう。

Fの大小に関わらず、あると仮定した場合、圧倒的にA, Dが大事だと思っています。Dの量が上がってくると、Aを考えるようになり、Aの質も上がってきます。

A、すなわち質の良い仮説ができてくると、B, Cが効率よくできるようになります。具体的には、部下からの情報、社内の情報について、ある意味、都合良く、要領良くピックアップすることができるからです。もちろん、仮説自体が間違っていることもあると思いますが、Dを増やすことによって、研ぎ澄まされてきます。

何が言いたいかというと、仮説が無い企業が、マネージャーが多すぎるということです。仮説なき調査とか、仮説なきベンチマークとか、そういうことです。仮説がないって恐ろしいことです。要するにマーケットが、お客さんのことが見えてないということです。皆さんがマネージャーなら、どのようなお客さんのために、どのようなサービスを、どのようにして届け「たい」のか、答えられますか?マネージャーの部下であれば、それをマネージャーにぶつけてください。

「〜したい」という気持ちで、仮説を持って仕事に当っている人は幸せだと思います。そうでないのであれば、見つけましょう。そのために、「外」に出ましょう。苦手だなとか、遠回りかもな、と思ったら、むしろ積極的に接触してみましょう。毎日同じ人と同じ場所で会うのはやめましょう。そうすることで失うものよりも、得るものの方が多いはずです。自分がそうだったからです。その話はまた別の機会にでも。