MIT, ケンブリッジ, バークレイ3校に合格!驚異的な中国の”学覇”

 

親子

以前、”学覇”という言葉を下記の記事で紹介しました。

日本の若者たちは中国の猛烈な教育競争社会が生み出す”学覇”と戦えるのか?

 

中国では今、大学の卒業式シーズンの真っ只中ですが、末恐ろしい子が現れました。そして、その子と父親を巡る奇跡的な話が中国で話題になっています。

 

ケンブリッジ、MIT、UCバークレイの3校に合格

2015年6月26日の午前中に西南交通大学学部生の卒業式が行われました。同大学の土木学院トンネル専攻の張娱は、専攻する科目の卒業試験の平均点を99.3点の成績で卒業しただけでなく、ケンブリッジ大学、MIT、UCバークレイの3校の入学試験に合格しました。

 

全く同じ経歴の父が卒業証書を渡す奇跡

卒業式当日、彼女に卒業証書を手渡したのは、父親である張海波でした。父親は32年前に同校を卒業。専攻も彼女と同じトンネル専攻だったのです。

現在、中国中鉄二院のエンジニア、全国模範労働者、成都市営地下鉄の設計者で、成都地下鉄の1, 2, 3, 4, 7号線は全て彼がチーフエンジニアとして設計を行いました(成都にこれだけ地下鉄が開通しているということ自体にも驚きましたが)。

彼は当日、模範労働者として優秀な大学の卒業式典にゲストとして呼ばれていました。そして、彼が彼女に卒業証書を渡すという組み合わせは全くの偶然でした。式典の主席に用意された第一列の5番目の席に座っていたことで偶然手渡すことができたのです。

 

”学覇”の裏側には血の滲むような努力

彼女が大学で習得した70科目の平均成績は3.9点(最高が4.0点)で、土木学院の581人の中で1位でした。父親は40人の5位で平均点は89点だったそうです。張海波は「ははは、娘は私よりも優秀です」と語ります。

父親は期末テストの1ヶ月前からクラスメイトと口を利かずに勉強に打ち込んでいたそうです。娘は大学三年生まで毎日23時頃まで自習を欠かさなかったそうです。大学では、最後に消灯される教室を見つけ出してそこでギリギリまで自習をしていました。

「私が大学のテストをしていた頃はテスト前1ヶ月緊張していただけです。彼女は毎日緊張していました。週末家にいる時ですら緊張していて、毎晩24時まで復習をしていました」と語るのは父、張海波。彼女は慎重に考えた後に、MITの修士・博士過程へ進学することを決定したそうです。

 

編集後記

中国の”学覇”恐るべしです。こんな子がどんどん欧米の一流大学の修士・博士課程から出てきます。一方で、株に手を出した可能性もありますが、若い子の飛び降り自殺のニュースがここ数年で激増した感があります。彼女は父親から証書を渡された後、抱き合って涙を流したそうですが、中国の子供が抱える学歴競争社会におけるプレッシャーは生半可なものではないと思います。

大手の駐在員の皆さんは、このような子たちを相手にしていることを少し考えた方が良いかもしれません。彼らを伸ばすも殺すも、接し方次第。そして学生の皆さんにも国際競争がのしかかって来ます。僕が中国の友人に、日本人の若者の就職先を相談した時に「日本人?中国語が話せて当たり前、その上で英語であれば良いね」という反応が返ってきたことを思い出しました。

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