中国語ができる日本人は中国ビジネスで失敗する極論・正論で頭ガツン

 

海と少女

先日、自分とさほど歳も変わらないにも関わらないにも関わらず、中国ベースのビジネスを立ち上げて成功している方と会食をしました。しかも、彼が立ち上げたビジネスは、彼がそれまで経験したことのない業態です。初めて経験するビジネスを、初めての舞台で成功させる、これは並大抵のことではありません。その席で彼が語った言葉でとても印象に残っているものがあります。

 

中途半端に中国(海外)現地のことを知っている人、特に中国語(現地語)ができる人は、それが逆にビジネスの足枷になる。自分も自分自身でやってみて失敗した。だからこそ、今は現地の人にまかせている。

 

正確にこのような言葉では無かったかもしれませんが、内容は外していないと思います。寺村はこの言葉を聞いて、それこそ彼と飲み始めて30分も経っていなかったと思いますが、頭をガーンと一発殴られた気持ちになりました。

 

自分が2013年3月末に株式会社野村総合研究所を中国法人駐在中に退職し、日本に戻ってきた理由は正にこれだったのです。海外で海外のことを知る日本人がガムシャラに頑張るだけでは圧倒的に足りない。それこそ何分の一かくらいの成果しか出すことはできない。外資系の生命保険会社が日本でアメリカ式の営業をクライアントにすることは決してありません。むしろ、クライアント先に欧米人が顔を出すことの方が珍しいでしょう。日本法人で雇われた日本人社員が営業をして成果を出していきます。当たり前のことですよね。

 

NRIは本当に良い会社でした。そして、クライアントの日本人も現地社員も本当に頑張っていました。しかし、中国大陸であったとしても日本のやり方でビジネスを回している会社が殆どでした。結果として、最終的にクライアント先にも日本人が尻を拭く形で出て行くことになります。日本人に業務は集中し、仕事の効率も落ちていきます。そして何よりも、中国流のビジネススタイルを日本人が地で行くことはできない、そういう諦めに近い強固な現実を目の当たりにしました。

 

郷に入れば郷に従え。中国ビジネスは中国人に任せよう、そういうことです。そのためのマネジメントが日系企業にはできませんでしたし、コンサルタントとして変えることもできませんでした。海外現地法人のマネジメントは本社に委ねられていますから。だからこそ、一度日本に戻り、日本の中から少しでも変えていこう、そういう気持ちでした。

 

もちろん、人や企業を直接説得して納得させて変えることなんてなかなかできません。人や企業は環境が変われば変わります(気づいた人は)。特に日本人は外部環境に敏感です。だからこそ、留学ビジネスを含めたインバウンド系の事業を立ち上げ、流動性を増やし、環境を少しでも多様化させようと考えたのです。全然できていないですが・・・。

 

海と少女2

それを思い出させてくれたことに本当に感謝というか、伝えても仕方がないので、実行していって見せるしかないなという気持ちです。彼と話すといつもガツンと一発もらってる感じです。どうしてそう思うか?彼がものすごいレベルでコミットしているからです。言葉は鋭いし、頭も猛烈に回転している。そして、何よりも透き通った目をしていて、人情味に厚い。本当に勉強になってます。あの日、歌舞伎町であれだけヤバい話題をしていた集団は他にいなかったんじゃないかな。その後、歌舞伎町で滅茶苦茶やりましたが、終始幸福感がありました(笑)。いつもありがとうございます。

 

[amazonjs asin=”4799314785″ locale=”JP” title=”中国13億人を相手に商売する方法 「カネ」ではなく「チエ」で勝負する”]

 

”6月”の空気のメルマガ

[wysija_form id=”1″]