越境ECの集客について新浪微博を開設する際のまとめ

 

sinaweibo

中国で新しいサービス(アプリ)の集客とリターゲティング、ランディングをやろうと思っておりまして、色々と調べたりトライしておりまして、溜まってきた内容をシェアしようと思います。現状の整理では、中国において個人でSNSを駆使して集客を行うことは至難の業であり、ある程度Webやモバイル系の広告メディアに依存することになります。中国には日本のFacebookやTwitterのように気軽に扱えて、バズを起こすための効率の良い個人メディアの作成は難しいからです。現段階での整理では、

  • 集客とリターゲティングは新浪微博(Sina Weibo)もしくは百度検索でのリスティング広告
    (一部、EC系であれば淘宝網)
  • 集客後の顧客サービスについては腾讯微信(Tencent Wechat)

という感じです。さて、越境ECなども含めて盛り上がってきている中国におけるマーケティング、プロモーションですが、具体的に新浪微博について調べた結果を共有します。中国から見て、海外企業すなわち日本企業も含めての立場としての前提条件とお考え下さい。

 

新浪微博(Sina Weibo):

  • 公式認証アカウント開設費用:
    • 個人公式認証アカウント:0〜72,000円(税別)
    • 企業公式認証アカウント:120,000〜192,000円(税別)

 

開設料金

やや複雑ですが、個人と企業で公式認証をとる時の価格です。海外企業は必ず代理企業を通す必要があり、日本ではFind-Japan株式会社が一手に手がけています(上記資料もFind-Japan資料です)。個人でも企業でも新規にアカウントを開設する場合には72,000円(税別)がかかります。個人の公式認証についてはそれ以外にお金はかかりません。企業の場合は、既存アカウントの有る無しに関わらず12万円(税別)の認証手数料がかかります。これは新浪微博が海外に対して1,000ドルを認証手数料として一律に課しているものだそうで、代理店側が不当に利益を徴収している訳ではないようです。

 

次に、アカウントの意味についてですが、

    • 個人公式アカウントの意味は殆ど無い。
    • 企業公式アカウントはアクセス解析や各種アプリ利用、イベントキャンペーンの実施などマーケティング・プロモーションに使える機能の利用が可能。但し、複雑なアプリケーションは恐らくできない(動画拡張、分析、クーポン、ECストアなどが限界か)。

個人公式認証をとってもさほど意味はありません。プロモーション関係の機能を使うことができないためです。企業は公式認証をとることでその機能を利用することができます。ただ、アカウント開設に7.2万円をいちいちとられるのも嫌だと思われる方もいらっしゃると思いますので、Find-Japanが提供しているアカウント開設の資料を置いておきます。ご参考まで。

ちなみに新浪微博上で”国内企業公式アカウント”を申請するページには所在地については海外という項目もあるものの、営業許可証番号などが必要で、中国会社法に基づいた企業でないと申請ができません(中国企業の海外ブランチとかですね)。ですから、日本ではFind-Japan経由となります。

 

さて、その後のマーケティングとプロモーションについてですが、

  • Feed広告”粉丝通”:
    • 公式企業アカウントでの利用。
    • 初期開設費用:10,500円。
    • ミニマムチャージ:5,000元(約10万円)。
    • ADネットワークについては”微任務”を活用。
    • 公式企業認証アカウントでの利用。
    • チャージについては公式代理パートナー経由のみ(Find-Japanのみ)。

すなわち、初期開設費用とミニマムチャージを合わせて約20万円が必要です。企業アカウント開設費用を含めると32万〜40万円程度は必要ということですね。中小企業にはややキツイ金額です。

 

  • 微博APIはそれほど豊富な機能があるわけではない:
    • 微博ログイン(SNSログイン:顧客誘導)。
    • 微博プラグイン(シェア、コメント、フォロー、ハッシュタグウォール、ライブ、その他)。
    • JS-SDK(ログイン、投稿ツール、名刺、友達選択ツール、その他)。

という感じです。なので、あくまでもソーシャル機能を追加して自社ページへの誘導、拡散などを手がけていく形です。独自のリッチコンテンツを展開するということではありません。そこは自社開発ですね。

 

  •  その他:
    • フォロワーへの”私信(メッセージ)”の一斉配信は月に1回は無料。
    • 自動返信機能、カスタマイズメニュー(公式ページ)、有料コンテンツの購読機能(但し、アリペイアカウントを有する個人・企業)、フォロワー分析。

 

ポイントは、この部分、現在Find-Japan株式会社が日本企業に対しては一手に手がけていると言う状態であり、独占状態になっているということです。現在、中国SNS系の開発を行うデベロッパーが増えてきており、マーケティング・プロモーションノウハウと組み合わせることで、新規の参入も可能になるはずです。日本側の広告代理店や、マーケティング系のソリューションプロバイダーが動く可能性もあるのではないかと思います。Find-Japanも頑張ってますが、やはり日本企業側の目線から見ると、親切ではない部分が多く見られます。この辺り、中国人主導で進められてきたサービスですが、日本人と融合した形での丁寧なサービスをすることができれば非常に面白いと思います。Find-Japanとしては、日本人側の営業について確実な人選と投資を期待したいですし、まだまだ面白いチャンスありそうです。

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