中国煙草(中国タバコ)2018年納税総が1兆元を突破、実は増えている中国喫煙人口

中国煙草(中国タバコ)の2018年の納税額が1兆元という信じられない金額に達したことが分かりました。もちろんタバコ税も含めた金額ですが、中国でも若者のタバコ離れが進んでいると言われている中で、まだまだ大きな存在感を放つ中国煙草について紹介します。

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“中華”という中国煙草製の最高級タバコをご存知ですか?このタバコ1カートンで500元以上しますが、原価は5元程度であると言われています。この他にも幅広いグレードを持つ中国煙草製のタバコですが、原価はほとんど変わらないことが知られています。タバコの草の部分は1kgあたり20元程度、そこにフレイバーやフィルター、外箱などを加えて65元まで上がります。

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中国タバコ業界の売上総利益は2021年時点でも75%であると予測されています。業界への参入障壁は高く、原材料の栽培からパッケージングに至るまでは全て中国煙草の手中にあります。市場支配率も高いため、価格の決定権も彼らにあると言う訳です。中国人の喫煙率は足下で未だに40%と高い水準を示しています。そして、統計によれば先進国の喫煙人口が減少する中で、中国はまだ増加しています。

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2018年における中国煙草の総生産量はタバコ1本単位で表せば2.4超本。これは世界の生産量の1/3と圧倒的な物量であることが分かります。中国煙草に儲けるなと言ったとしてもそれは難しいことなのです。政府は公共スペースでの喫煙について厳しい政策をとり始めていますが、その効果が現れるのはいつになるのでしょうか。

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