国の奨学金を使って中国株投資で儲ける中国人の”90後”の若者たち

 

投資美女

2015年4月27日、上海A株指数が4,527ポイントを記録しました。重慶理工大学の金融系を専攻する大学3年制の王蓬と唐雪鑫は興奮していました。午前中、場が開いた直後に2人は”中国遠洋”の株式を注目、唐雪鑫は5%ほど上がったところで、王蓬はストップ高になる直前で買い入れを行いました。実際、28日に中国遠洋株は再びストップ高となりました。お昼の休み時間に2人は中国遠洋株の見方について語り合っていました。

 

王蓬はクラスの中でも優等生です。大学2二年生時に8,000元(16万円)の国家奨学金を獲得しています。そして、その”奨学金を株式投資の資本として活用”したのです。当時、大学の中では株式投資シミュレーションの授業があり、王蓬にはとても気に入り、大学が主催する株式投資ゲーム大会に出場、その後2015年2月の冬休みに証券会社に口座を開き、初めて実際の株式投資に参加しました。

 

「自分の大学での専攻は金融ですから、株式投資は実践ですよね?」と王蓬は言います。開始したばかりの頃は慎重になるもので、まず1,000元(2万円)を投資。4, 5元程度の安価な株式を選択し、多い時で200株程度を保有しました。2015年2月末、彼は”中国中鉄”に注目しましたが買い入れるにはお金が足りず、2ヶ月分の生活費である2,000元(4万円)を元手に買い入れを行いました。8.8元で400株を買い入れた”中国中鉄”株は、1ヶ月を経たない間に15元まで値上がりし、そのタイミングで売り抜けることに成功しました。

 

「とても刺激的な体験でした!」と彼は言います。当時、学生食堂のカードの中には100元(2,000元)しか残っていない状態で、仮に判断を間違っていたら毎日の食費にも苦労する状態でした。今までに投資した5,100元(10.2万円)は、既に8,000元(16万円)の価値となっているそうです。

 

  • 中国株はこの1年で2倍程度まで”爆上げ”をしている。
  • 中国の大学では模擬株式投資のクラス、大会まで用意されている。
  • 国の奨学金を株式投資に充てる若者がいる。
  • 更に、生活費を削ってまで株式投資に充てる若者がいる(リスク嗜好が高い)。
  • ”中国中鉄”のように中央系国有企業株は習近平政権の統廃合戦略で値上がりしている。

 

というあたりがポイントでしょうか。彼の含み益は既に3,000元(6万円)以上です。大卒の賃金と同じ程度の収入を1ヶ月程度で稼ぎ出している形になります。中国人の投資に対する考え方、日本人とは明らかに異なるリスク嗜好が見て取れますね。

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